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書籍・雑誌

2009.09.25

芸能人の本の話

シルバーウィーク(笑)は結局1日だけ日帰りでドライブしただけで他はどこにも行かず。
その日は千葉県の海岸沿いをドライブして、片道5時間ほどかけて今話題のこれ↓を見てきました(爆)
屋根まで貫通して焼けてる位だから、確かに家の中はほぼ全焼ですね。

Pinkhouse

海岸沿いの国道(R126)の1本裏(山側)の道に面した、ちょっと高台になった場所に建ってたんだが、国道に面したセブンイレブンの駐車場に車を停めて降りると、こちらから探そうとしなくても勝手に視野に向こうから入ってくる位目立つ(笑)

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そんなことはともかく本題。

最近、2冊の芸能人の著書(うち1冊は、本人の講演の内容を活字化したもの)を読んで、それぞれ興味深い点があった。

そもそも本屋に行った目的は、発売されるというニュースを聞いた時点で興味を持っていた、小室哲哉の著書「罪と音楽」を買おうと思った為。

で、とりあえず裁判の経過絡みの章などどうでも良い内容なので、それ以外の、彼が現在のJ-POPについて色々思うことを書いた章を優先して一通り読んで、何となく見えてきた事があった。

結局彼は、アーティストとは言っても、英語の意味通りの「芸術家」では無いんだな。その実体は「究極の音楽オタク」なんだな、ということ。

それも自分でオリジナルの曲、それもミリオンセラーのレベルで一般大衆に受ける楽曲を作る事が出来る、普通にはいない日本最高レベルの音楽オタクなのである。

とにかく、昔から世の中にある音楽は、洋楽・邦楽含めて、彼の中ではものすごく研究出来ている。だから「世の中の一般庶民にウケる音楽のツボ」も、そういう研究の結果から習得出来ている。なのであれだけミリオンセラーを連発出来る。(出来た、という方が正しいか)
ただ、彼は莫大なお金を稼げる曲を作る音楽家にはなれているけど、分かり易い有名人で例を挙げれば、坂本龍一の領域には一生到達出来ないタイプだと思った。
(あの人は、小室とは全く対極の、正に「究極の芸術家」タイプだと思う)
これは本人の持って生まれた資質面だと思うので、どうしようもない事だと思う。

読んでそれを強く感じた理由は、文章の1個1個のパラグラフで書かれている、世の中のJ-POPの分析は非常に深く細かい内容なのだが、いざその章の全体を通して読んでみると、話に纏まりが全く感じられないのである。要するに個々のポイントについてはすごく詳しいのだが、それぞれの話のつながりがはっきりしないので、全体を読んだ後に、「結局この人は全体を通して何を言いたいんだろう?」というのが良く分からない、そんな本であった。
性格的に、「木を見て森を見ず」的な一面を持ってるんでしょうね。
もっと言うと、全体的な「自らの音楽の揺るぎない軸」を実ははっきり持てていない、というか。

だから、いざその「最も得意な(というかそれしか得意分野のない)」音楽の分野でうまく行かなくなった時に、頼るべき「軸」をはっきり持てていない為に、その状況に応じた対応を取ることが出来ず、周りの人達にも若干恵まれない点もあったかも知れないけど、歯止めが利かなくなって堕ちるところまで堕ちてしまう、という今の彼の状況には何となく納得がいく。

なので、今後彼が音楽家として復活する為には、今現在のJ-POPのトレンドを彼なりの深い「オタク的分析力」で分析して、これまでミリオンセラーを取った時の方法論を改めて再構築して曲を作っていく、それしか無いでしょうね。
まぁ多分そういう方法でしか曲を作れない人だと思うので、言われなくてもそういう曲の作り方してると思うよ。
それが結果的に嵌るかどうかは、それこそ作って世に出してみないと分からないけど。

本の中にこういう一文があったけど、これを彼に言った「音楽業界の大先輩」は、彼の本質を良く見抜けているという事だろうね。

「小室くんは、本当に音楽マニアだよね」
音楽業界の大先輩から、ちょっと呆れたように言われたことがある。
「僕の知る限り、山下達郎、小林克也と小室哲哉が三大音楽おたくだな」

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で、その本のたまたま隣に平積みしてあった本をちょっと立ち読みしてみると、結構面白かったので一緒に買った、そういう本がもう1冊ある。
紳助がNSC(吉本総合芸能学院)所属の見習い芸人相手に行った講演を活字化した「自己プロデュース力」という本。
(その講演の内容は、DVD「紳竜の研究」という形でも発売されているのだが)

以前、会社でマーケティングの研修を受けた際に、講師が吉本興業の幹部社員と会話した時に聞いた話として、島田紳助という芸人のマーケティング的センスの高さについて語っていた(以前このBlogでもここでネタにしている)が、その時その講師が語っていた事が、直接紳助本人の口でそのまま語られているので大いに納得した。

本の内容をここでそのまま掲載すると著作権の問題もありそうなので止めておく。短くてすぐ読める本なので、是非一読をオススメする。

ポイントだけ書くと、以下の様なところに着目した。

  • 自分達の漫才の、客の対象を特定の年齢層(具体的に言うと、自分達と同世代の20代〜30代の男性)に絞り込む作業をデビュー当時から彼は実践していた。(マーケティングで言うところの「ポジショニング」「ターゲッティング」そのもの)
  • X(自分の能力)+Y(世の中の流れ)を常に意識するのが重要。また、一発屋でない、長く売れる芸人になる為には、Yの変化に合わせてXを自ら変化させなければいけない。(さんまもそれを実践している、と)
  • 面白いネタの為には、何かピンポイントで詳しくなれば良い(何でも詳しく、賢くなる必要は無い)。但し、その興味を持った物については、スポーツなら試合を生で見、音楽ならコンサートを生で聴きにいって、「頭」でなく「心」で覚え込むこと。「心」で覚えたことは一生忘れないから、いつでもすぐ口から出て来る様に出来る。
  • M-1で予選を勝ち残るには、審査員への印象が全てなので、目の前の客ではなく、その奥にいる審査員の心理を考えながら漫才をしないといけない。

話によると、そのDVDで見られる内容を本では一部端折っているとの事なので、DVDもちょっと見てみたい気がした。

この人が、芸人や司会業以外にも、いくつかの商売を成功させたり、一連の「ヘキサゴン」での「羞恥心」を筆頭とした音楽ユニットを何組も成功させたりしているのを見ると、この人が自分をプロデュースする能力ってのはどんなビジネス分野でも通用するレベルのものだ、という事が良く分かりますね。

2008.12.02

週刊誌の行く末

今朝、通勤電車(JR)の中で、吊革にぶら下がりながら何気なく目の前にある吊り広告を見ると、大体毎週かかっている「読売ウイークリー」の広告だったのだが、その広告の下の欄に
「今週号をもって休刊します」
の文字が。
まぁ一度も買って読んだことはないが、同じ週刊誌でも週刊文春とか週刊新潮とか週刊朝日と比べても相当目立たない存在ではあったな。あの会社は"販売部数世界一"の新聞を売る事ばかりに気合い入れすぎてるのかな(苦笑)

ちなみにその件ではこんな産経の記事も。

読売ウイークリー12月で休刊へ 70年の歴史に幕

で、最終刊にありがちな「これまでの大きなニュース・記事」の特集が先頭に来ているのだが、左端にある付随記事の見出しになぜかやけに目が行った。
こういう内容。

10年で3割減の市場、週刊誌は消えゆく運命か
「週刊誌という文化の将来」

ネットの脅威に「私は負けない」週朝、サン毎、週現、週刊新潮編集長ナマ声/米は明暗二極化時代


総合週刊誌は凋落してしまうのか。戦線から離脱する本誌が、苦境にある日本の週刊誌を検証する。朝日、毎日、新潮、現代などの各誌編集長に協力を仰いだほか、米中韓の週刊誌事情も紹介する。週刊誌文化の未来像は——。

まぁ何とも大げさな感じの見出しではあるが、最近は雑誌の休刊も毎週毎月の様にあって、もう紙のメディアも曲がり角なのかな、まぁ速報性では新聞やネットには劣るしな、などと、この見出しを見ながら考えていた。
上に紹介した産経のWeb記事の下に、「雑誌休刊」がキーワードの関連記事のリンクが集まっている。

    * 休刊の「主婦の友」、人気の家計簿は続刊
    * 「エルマガ」来年2月号で休刊
    * 【eye】雑誌不況 底なし ネット台頭、紙代も高騰
    * 「BOAO」と「GRACE」が休刊へ
    * ロードショーが休刊 11月発売の1月号で
    * 月刊現代が休刊へ ネット普及で部数低迷、週刊誌も態勢見直し
    * 朝日新聞発行「論座」10月号で休刊へ 赤字改善できず
    * 【eye】「主婦の友」91年の歴史に幕 曲がり角迎えた女性誌
    * 主婦の友が休刊
    * 「近代将棋」が休刊

こう見ると「休刊になった事実すら当時知らなかった」様な物も相当多いな(^^;;)
ロードショーも休刊になってたんだ。主婦の友やエルマガ(関西の情報誌)は休刊当時ニュースになってたので覚えてるけど。
写真週刊誌なんかも気が付けばフライデーとフラッシュしか残ってないし。

結局、ここまで情報が(内容はもちろんピンキリではあるものの)ネットに大量に流れてしまうと、スピードの面からも、情報の横方向への(複数のメディアを跨ぐ様な)広がりの面からも、紙の雑誌って、ネットに勝ち目は無いって事なのかな。
そういう、物理的に勝てない所はもう仕方ないから、紙の週刊誌や新聞が生き残る道としてはひとつのニュースをとにかく徹底して深く掘り下げる、という方向しか無いのかも知れんな。
週刊現代や週刊ポストの「大相撲の八百長を追い掛ける記事」なんかは、そういう意味でも今後も続けて頂きたい(爆)
別に完璧に解決させなくてもえぇの。「忘れられない様にコツコツ取材を続けつつ、記事に採り上げ続ける」という行動そのものが大事だから、こういうのは。

ただ、個人的には、そういう観点から見て、内容的にも真っ先に消えて行って良さそうな『女性週刊誌』が全く消えない理由が良く分からんのだが。
内容はろくに裏付けも取らないでフィーリングで書いてる様な、論理的な文章とは対極の低級なモノばっかりやし。
まぁ、論理的な頭の使い方が出来なくて難しい文章を読み取る力が無く、かつネットの情報の使い方すら身に付けられない様な人を、その人の低い情報レベルに合わせてすくい上げる、そういう位置のメディアもある意味必要なのかも知れんけどな(爆)

2008.09.17

かなり久々に「読んだ本」の話

というか、ここで読んだ本の事を書くのはひょっとして初めてか?

この前の日曜日に寄った某書店に平積みされていたこの本。左のamazonのリンクも貼ってあるが。

細野真宏の数学嫌いでも「数学的思考力」が飛躍的に身に付く本!

著者は、「経済のニュースが面白いほど分かる本」シリーズで結構有名な人。名前くらいは皆さん御存知でしょう。
この本のテーマは、そういう経済とかのテーマに限らない、あらゆる分野に使えそうな話。

・そもそも学生が「数学」を学ぶ目的は何なのか→世の中の物事を正しく理解する為に非常に重要な「数学的思考力」を鍛えるため

という、大もとの話から始まり、

・著者がどうして一気に勉強の成績が上げられたか(勉強の仕方について)
・ゆとり教育でテストの平均点が下がってしまい、結果的に「失敗」に終わった原因は何だったのか→小学校の「算数」と中学以降の「数学」との関係はどうあるべきか
・専門家が「分かり易く」書いたと言っている本がなぜ「分かりにくい」のか
・メディアのバイアスに左右されない、正しい「ニュースの見方」について→情報の「本質」を見極めるための思考力の使い方

等々、以前から薄々思っていた事がかなりズバリと書かれていて面白かった。
一見上のテーマはバラバラの様であるが、全てのテーマにおいて「数学的思考力」という点で一本筋が通っているのも面白い。
あまりそれ以上書くとネタバレになるし、書き始めると長くなってしまうのでこれ以上は書かないが。

文章自体は多くないし、一通り読もうと思えば2時間程度で読める内容だが、1回ではなく数回繰り返して読んだ方が良いと思う。
マニアックに深く突っ込んだ話もほとんどなく、通常の仕事や、普段の生活にも応用出来そうな話がたくさん出てくるので結構オススメです。

2008.06.28

最近気になっている、どうでも良い事

集英社文庫「伊豆の踊子」の表紙の絵

「伊豆」の踊り子とちゃうやろ、これは(笑)。どこの国の踊り子なんだよ、という感じ。

出来れば背景に
ドドドドドドドドド
とか
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
とか、お得意の「効果音」文字も加えて欲しかったな(爆)

----------

飲食店で普通に出される商品って、実際どうやって作ればうまく出来るのか分からなくなる物がたまにある。

最近気になったのは、スターバックスのカフェラテ(まぁ別にスタバ以外の、例えばタリーズコーヒーでもどこでも良いのだが) わしは個人的趣向でミルクはいつもプラス何10円かで豆乳に替えてもらっているのだが、あれって何か特別な材料使ったり、特別な作り方をしてるんだろうか?
この前一度家でもやってみようと思って、普通に入れたコーヒーに豆乳を入れたら、コーヒーの中で完全に成分が分離して変な固まりが一杯浮いた状態になってしまい、コーヒーの味が薄くなっただけで、飲めたモンじゃなかった(苦笑)
「コーヒーに牛乳」なら誰もがやったことあると思うので分かると思うが、別に家で作ったってまともな物が出来る。
何か作り方が根本的に違うのか?

これが今頭の中で一番ひっかかってる事(笑)

ちなみにカフェラテのコーヒーの部分で言うと、スタバよりはタリーズコーヒーの方がちょっと濃いめで個人的には好み。

2007.02.23

勘違いを誘導する記事

月刊少年ジャンプが休刊(時事通信社)

案の定、普段マンガを読んでいないのに無理に評論しようとする人がmixiの日記コメント欄とかBlogとかにちらほら(w

「ドラゴンボールは、ワンピースは、云々」
と。
それは週刊少年ジャンプ
(^^;;;;)。
無知がバレて笑われるだけなので止めましょう(ww

それはともかく。
1年以上前に書いたが、高校まではずっと週刊ジャンプを読んでいたがある日突然読まなくなったタチである。ただ、月刊ジャンプは正直1度も読んだことがなかった。何だか売れ筋とは離れた、マイナーな濃い路線のマンガが多かったイメージがある。集英社も月刊の方はあえてそういう位置付けで連載マンガを選んでいたのではないか、という気がする。周りにも月刊買ってるやつは全くいなかったなぁ。

しかし、連載している漫画家さんからしたら、突然連載誌が消える、というのはシャレにならんでしょうね。収入源が丸々消滅するわけで。(同時に複数の雑誌に連載してる漫画家、というのも少数派でしょうし)まさに死活問題ですな。

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2006.07.19

パソコン雑誌

「月刊アスキー」、臨時休刊で「脱PC」へ(朝日新聞)

先日ASAHIパソコンが休刊になったが、今度はこちらもかなりパソコン雑誌としては老舗である「月刊アスキー」が一時休刊、内容を変えて再スタートするとのこと。
まぁ早い話が「EYE-COM」が「週刊アスキー」に変わる、みたいなイメージかな?

これで、総合パソコン雑誌と言える雑誌はほとんど無くなってしまった感がある。
ASAHIパソコン休刊の記事でも少し書いたが、これだけインターネットが普及してしまうと、どうしてもネットのIT系サイトの方がリアルタイムで毎日更新される分、紙で週一とか月一とかで発行される情報よりも新鮮さという面で優れているのは明らか。
こういう雑誌は存在価値を保つ事が難しくなってきているのでは、と思う。

個人的には、一時期自作PCユーザーだったので、DOS/Vマガジンとかの自作PC系雑誌を良く買っていたが、最近は自作から脱却してメインマシンをMacに変えたのでMac専門誌ばっかり買っている(^^;;)
月刊アスキーはめったに買ったことなかったなぁ。

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2006.03.04

パソコン雑誌

アサヒパソコンが現在発売されている3/15号で休刊だそうです。

私が初めてPCを買ったのは大学生時代、12、3年くらい前だったと思う。当時はようやくWindows3.1が広まってきた頃で、まだ世の中のPCの主流はNECのPC9800シリーズやEPSONの互換機であり、Macがまだフルセット200万くらいしていた頃の話。
当時からこの雑誌はあって、ちょうどパソコンを始める人に向けた入門書的な位置付けで、色々あるパソコン雑誌の中でも確固たる地位を築いていた。
”EYE-COM”(現在の週刊アスキー)と月2回刊の雑誌の双璧だった記憶がある。

そこそこPCの知識を付けて、Windowsマシン(当時はDOS/Vと言っていた)の自作も始める様になってから、今のDOS/Vマガジンとかを読むようになって、自然とこの入門書的な雑誌からは離れていったので、ここ数年この雑誌を全く買ったことがなかった。(いや、1回位は新幹線乗ってる時の暇つぶしか何かで買った事あったかも知れないけど)

で、今はというと、そういう自作系雑誌もあまり買わなくなった。というのは、インターネットのニュース系サイト(Impress WatchやITMediaなど)が充実していて、別に1000円近くする月刊雑誌買わなくても新鮮な情報がどんどん入る様になったので。
最近はヒマな時にPC fanとか、もっとヒマな時に週刊アスキーを買うか立ち読みする程度。

今の時代は、10年前と違って「PCを使う人」=「ネットにつないでいる人」であり、そうなると必然的にネット経由での情報の方が新鮮なので、こういう「入門用の雑誌」に昔ほど需要が無くなってきたのは事実だと思う。
週刊アスキーみたいに週刊化&PC以外のネタ入り、という形にしないと生きていけなかったとも思うが、そうなってしまうと結局週刊アスキーと同じであり、もはや休刊しか選択肢が無かったのかも知れない。

パソコン雑誌も色々淘汰されてきている様で、以前より本屋に並んでいる種類が少なくなった感じがする。
確かに店頭でパラパラめくっていても、何か買おうという記事が載ってる雑誌が少ないのは事実。(ネットで見る内容ばかりなので)
今後もっと少なくなって行く予感がする・・・