最近目に付く「戦略」に関する記事
JASMINEとIMALUって、顔だけ抜き出すとかなり似てないか。
どっちも売り方の戦略のまずさでうまく売れてない所まで一緒で(爆)
もうさんざん書いたので繰り返しはしないが。
たまたま両者とも先週シングルをリリースし、前者はあれだけ着うたで1位1位言ってた割りにはオリコンシングルチャートは週間23位で売上枚数3,100枚強 10,000枚限定にも関わらずこの売れ方はかなりまずいだろう(苦笑)。
ファーストシングルからセカンド・サードと行くたびにどんどん売上落としてるというのも。絢香の「三日月」的な隠し球な曲があれば巻き返しあるかも知れんが、どうなんだろう。
一方の後者は結局デイリー50位内に一度も顔を見せず、週間でも100位以内にも入っておらず。
火曜日時点で先週の週間チャート100位まで発表されていて、その100位の週間売上枚数が808枚だから、少なくとも売上枚数は808枚以下だったって事か。何とも。
しかしシングル発売した週にMステにまで出ておいて、結果週間オリコンチャートで100位以内に入らなかった歌手なんて初めて見たぞ(^^;;;;)
まぁ、もはや毎週視聴率7〜8%に低迷しているMステに、チャートの「Mステ効果」なんてのを期待する方が無駄で。
あと、たった2年前に着うたで大ヒットしてオリコンでも1位になった青山テルマも先週新曲を出したが、ドラえもん映画のタイアップ付きにも関わらず週間63位、週間売上1,300枚強。
ここまでストレートな数字を見せつけられると「一発屋」の悲哀を感じるな。
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今日、あちこちのニュースサイトで目立ったのがこの類の記事。
「ビックアメリカ」キャンペーンが大成功 勝ち組マックと負け組吉野家
いや、先日研修で経営シミュレーション受けて、景気が悪くなった時に戦略のほんのちょっとの差(それこそ二者択一でどっちの製品に比重を置いて売り込むか、といった判断だけ)で完全に勝ち組と負け組に分かれる、っていう実体験をしたもので。
マーケティングで優位に立てるために必要な要素は「コストリーダー」と「差別化」だというのはどんなマーケティングの本にも書かれている定説ですが、こういう、ひょっとすると誰でも知ってるかもしれない簡単なポイントでも、こういう大企業でも出来る所と出来ない所が出て、ちゃんとその通り勝ち負けが付いてる、っていう実態が面白いと思いました。
マクドの例のアメリカシリーズなんて完全に他との差別化の典型だし、吉野家はコストリーダにもなれず、差別化も中途半端でどっちつかずなのがこういう結果に出てる、というか。
弱い立場だと「他よりさらに突っ込む」ことのリスクを怖がりすぎてしまう、という傾向はありがちな気もするが、それが出来ないと少なくとも「勝ち組」には絶対になれんのよね。
これは結局経営陣が最終的に「行く」のか「行かない」のか、どう判断するか、それだけで決まる話で。
ちなみに、牛丼屋の中で最も「差別化」を徹底してシェアをしっかり伸ばしたのは言うまでもなく「すき家」ですね。メニュー見りゃ一目瞭然ですな。
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芸能界の戦略の話に戻るが、最近目立つ、あまりにも露骨な例のavexのあのひと。
確かに近所のイオンモールの化粧品売り場に、マキアージュの彼女のポスターが結構貼られていたが、どうなんだろう、それほど世間で名前浸透してるんやろか。
そういう話題を出す人があまり周りにいないし、地方都市に居るのもあるし、そもそもテレビにもあまり出てない様に思われるし。
着うたで1位1位と言っても、音楽チャンネル見てても全然この人の曲のビデオクリップとか見ないし、さっぱり実感が湧かない。
まぁ、今週アルバムをリリースするらしいので、実態の人気がどの程度なのか、これだけ露骨なメディア戦略がどこまで数字の結果に結びつくのかはちゃんと見ておこう。
・・・まぁ、もし売上が危なそうなら、あの会社の事だから、自社買いでも何でも手段を選ばずゴリ押ししてきそうな気がするけどな(爆)