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2015.08.18

Summer Sonic 2015に行ってきました

というわけで、今年も行ってきましたサマソニ。

2年前に面子的に行かざるを得なかったのでソニマニからフル参戦して以降、さすがに金曜夜徹夜から日曜までオールは体力的に無理だと感じたので(笑)、昨年以降は基本的には土日のみの参加(睡眠時間確保のために土曜日の深夜も基本はパス)としておりますが、今年も同様で。

ソニマニのThe Prodigyとか土曜深夜のThom Yorkeとかも見たい気はあったのだがまぁそこはトータルで判断。

では土曜日から見た順に

Wolf Alice・・・まだデビューアルバム出たばかりの新人バンドだが、確かに紹介にもあった通り色んなジャンルの影響を受けつつ曲ごとにそれぞれのジャンルへの影響をきっちり見せている感じで、初見のバンドにありがちな「何聴いても同じに聞こえる」感が全くないのが面白かった。こういう形からだんだん自分達のカラーを固めて行けば面白いバンドになるんじゃないかと思う。

Slaves・・・一方でこちらは同じ新人バンドでもコテコテのパンク。2人組で一人がGorB、一人がDr/Voという変わった編成だが、2人で出している音とは思えないほど音はしっかりしているし、キャラクターもとても良い意味でバカっぽい。見た目も楽しめるライブ。

Marmozets・・・女性ボーカルのラウドロックバンドだがボーカルの姐さんの声量(シャウト含め)がとにかくインパクト大。ギターも自ら客席に飛び込んでリフトされたりしてたが。あのボーカルに対抗出来る日本人女性シンガーとなると浜田麻里とか寺田恵子くらいしか思い浮かばない

Circa Waves・・・最初は休憩時間にあてるつもりがソニックステージの後ろを通り過ぎると聴いてて面白かったので結局最後まで見た。昨年に続いて2年連続で出演、というのは1年目のライブの評判が良かった証拠だが(過去にもTwo Door Cinema ClubとかMutemathあたりがそんな感じで2年連続出ていた)、脳天気でキャッチーな曲ばかりでずっと聴いてて楽しいライブ。でもあぁいう曲こそ、実は演奏の精度の高さが求められる様な気もしていて、その点でもブレがなくレベル高いなと。

Babymetal・・・これまでフェスで4回見ているけどフルセット見たのがようやく今回のサマソニが初めて(まぁ去年も最初の数分以外ほとんど全部見たが)。この4年であれだけ国回ってライブこなしたら当然完成度は高くなるだろう、という期待を全く裏切らない完成度の高さ。SU-METALのあの完全な自信に裏付けられた目(厳しい表情の時よりもむしろ笑顔の表情の時)が全てを物語ってるというか。Babymetalのライブってサプライズ的な要素を一切排除した構成だが、その中でもちゃんと毎年ひとつひとつの挙動がアップデートされているのが毎年見てると分かるのが面白い。

Ariana Grande・・・まぁ今回のフェスの一番の期待はこれだったのだが(笑)、大体アメリカのトップシンガーはAlicia Keysを始めとして「夏フェスなんかに持ってくるとどうなんだろう」という期待を良い意味で裏切ってくれるのだが、この人はむしろ期待していた通りのそのまんまの物を持って来てくれた。いきなり1曲目からこのコスチュームで出て来て”Bang Bang”のソロパートをJessie Jのパート含めて1人で全部あの声量で聴かせられて、ほぼそれだけで満足。個人的には最初の期待が大きすぎた2009年のBeyoncé以上の内容。

曲が終わって真ん中のひな壇の所に下がってこっち見る表情がいちいち可愛らしすぎるし、それでいてどの曲どの曲もあの歌唱力ぶつけられたら「参りました」としか言いようがない。

日本のavexあたりにいるディーヴァな人達が、トップクラスの人も含めて歌唱の面で世界標準に対して決定的に足りないものが何かってのは、アリアナのライブで1曲聴けば誰にでも分かるよ。

The Chemical Brothers・・・マニックスをソニックステージで見るために前半30分ちょっとだけしか見ていないが、いきなり1曲目から”Hey Boy, Hey Girl”だったし、その後も”Do It Again”や新譜の”Go”含め有名どころはそこそこ聴けたのでまぁ満足。見なかった後半で色々ステージの仕掛けもあったらしいけど。

2日目のZeddの盛り上がりも半端なかったが、今回のサマソニ見ていてもEDMの台頭結構著しい感じは間違いなくあって、その流れで今年サマソニがヘッドライナーに彼らを持ってくるってのは分かるな、と改めて。

Manic Street Preachers・・・事前に「Performing “THE HOLY BIBLE”」という副題があった通り、欧州で限定的に行われていた20年前の名盤の完全再現ライブを日本でもやった形のもの。となると映像やらでこのアルバムを最後に失踪したリッチーを意識させる様な演出なんてあるのかとも思っていたら、ジェームズのMCで「残念ながらここにリッチーがいないけど」的な事をちらっと触れられた以外は至って普通の、何の余計な飾りもない「今のマニックスのライブ」を完全にやり切っていた感じで、彼らの強さを感じましたね、逆に。The Holy Bible全曲後にYou Love UsやA Design For Lifeなど名曲4曲続けて、最後はMotorcycle Emptinessで 終了。2007年のサマソニで見た時にも感じたがとにかくボーカル筆頭にライブでも演奏の安定っぷりが半端なく、ライブでも聴いてて安心出来るバンド。

日曜日

あゆみくりかまき・・・会場到着後に時間が空いたのでオープニングアクトから見てみたが、最近sakusakuで準レギュラーぽい感じで出ているのは何度か見たがライブはもちろん初めて。持ち曲はどれもアゲアゲな「ももクロスタイル」ですね。何か見た目から想像する以上のパワーだった。クリマンがここでこのアイドルグループをあえてサマソニのオープニングアクトの、しかも一番大きいマウンテンに抜擢した理由が何となく分かった。

Smallpools・・・事前予備知識ゼロで見たが、いかにもアメリカ西海岸ぽい、明るいポップな曲ばかりでとっても楽しいライブ。Owl City的でもあるけどもっとリズミカルでバンドの要素が強い感じかな。ソニックステージのトップバッターだけど客も結構多く、近いうちにまた呼ばれるんじゃないかと思われるバンド。

Generations (from EXILE Tribe)・・・社会見学がてら後ろの方から。何しろあぁいう「EXILEなるもののフレーム」のステージを見るのは全くこれまで経験がなかったのでそういう点ではなかなか面白かった。あぁいう「ボーカルとダンスのメンバーを完全に別枠にして徹底的に役割を専門化させて絶対にシャッフルしない」フレームってのは考え方によってはすごく合理的ですよね(別に皮肉ではない)

Man With A Mission・・・3年くらい前に一度チラ見はしたがフルセット見るのは今日が初めて。見た目は色モノでも実際のライブの中身はかなり安定していて相当な実力派だし、曲のクオリティも結構高い。一方でMCで結構「酷暑の中での被り物被っての出演」を自虐的にネタにする辺りは結構ユーモアもあって(ちなみに最初のサマソニの出演場所はビーチステージだったらしくさすがにキツかったらしい(笑))。

あと、ステージのモニターにアップで映る際になるべく中の人が間違って映らない様な配慮か、オオカミの顔の口の部分を極力フレームインさせない(鼻から上の部分だけを映す)様気を遣っているのが良く分かった。

Sheppard・・・オーストラリアのポップなバンド。男女ツインボーカルの両方ともなかなかうまいし、ベースが金髪な女の子っていうのも個人的にはポイント高い(笑)。ラストに演奏したシングル曲”Geronimo”は確かにUKじゃ絶対ないし西海岸サウンドとも微妙に違う、こういうのがいかにもオーストラリアなサウンドって事なのかな。

Cast・・・元La’sのメンバーが結成したバンドなのは曲に流れるギターサウンドを耳にすれば納得する。正直ちょっと疲れが出始めていた時間なので端っこの方でほとんど座って聴いていたのだが、まぁそれが出来る程度の客の入りだったということで。曲自体は飛び抜けてこれってのはないんだけどさすがにベテランだけあって安定している感じ。

それにしても今回のサマソニはこういう世代の洋楽バンドが少ないなぁ。

今年のサマソニのソニックステージは土曜日はUKサウンド主体、日曜日はポップなバンド主体とコンセプトが明確。

Zedd・・・この日の楽しみのひとつ。さすがにアリーナで飛び回る元気などないのでスタンド後方からマターリ眺める形ではあるが、ヘッドライナーのファレルまで凌いで当日のマリンの最高の入りだったらしく、アリーナ後方までぎっしり詰まった客が一斉にジャンプする様は壮観。スタンドでも何組か一緒にジャンプしている姿も見かけたりして。Chemical Brothersのところでも触れたが、今の音楽界隈のトレンドはやっぱりEDMなのかなぁと。冷静にあのノリをノンストップで1時間テンションを保たせるのって相当なレベルの物が必要だと思う。実はあぁいうEDMのライブって(ZEDDに限らず一般論として)結構ワンパターンな展開の繰り返しなので、アリーナでジャンプしているうちはまだしも、あぁいうライブをスタンドで座って見てるとヘタすると眠くなってくるんだが。あと個人的に気になったのはステージに一人いる御本人が何か到底ミュージシャンぽくない普通のチェックの長袖シャツ姿だったこと(笑)

郷ひろみ・・・今年10月で還暦ですよ皆さん。信じられますか。ひたすらアゲまくりの曲やり切ったあげくに最後にステージ端から端までダッシュで2往復するんですよ。もうあれは人間じゃなくてどっかの異星人か良く分からない別の生き物のレベル。還暦イヤーで複数の夏フェスに出演という企画の一環でのサマソニ初出演だったらしいが、代表曲など選ぶのに困るくらいにあふれる程手持ちの曲がある中で45分7曲のステージのセトリにこんなのを持ってくるってのはさすがに40年以上日本の芸能界のトップに座ってきたキャリアの賜物ですね。普段のコンサートと違う年齢層の「名前だけは知っている」客層がこの限られた時間で自分に何を求めているのかを完璧に分析しているのが良く分かる。色々と感銘を受けた。

Clean Bandit・・・インストの正式メンバー以外にゲスト女性ボーカルを3人連れてのライブだが、そのメインボーカルに立ってた黒人の女性歌手がとにかく目立ってて、知らん人が見たら勘違いしそうになる感じだったが、ライブは想像していた以上にダンサブルでこの日見たソニックステージのポップなバンドのライブの中でもトップレベルの楽しさ。メンバーがみんなクラシックな楽器以外に色々こなせるってのもポイント高い。締めには日本で撮影したPVが話題になった”Rather Be”のサビ会場大合唱。ソニックの客エリアほぼビッシリ満員で結構日本にもファン多いんだなと驚いた。一度ちゃんと音源で聴こう。

D'Angelo and the Vanguards・・・スケジュール的に移動が厳しくなるのであえてファレルをパスして締めはマウンテンステージのディアンジェロ一本に絞り込み。実際のところそんなにアルバムも聴いていたわけでもないが、いざライブを見るとこれがまぁ正に「次元が違う」の一言。大体アメリカのトップクラスのミュージシャンのバンドがサマソニに来るとそのバンドメンバー1人1人、隅々のクオリティの高さに毎度驚かされるわけだが、今回のこのライブはそれの究極というか、アメリカのR&B・ブラックミュージックのトップの極みはこういうものかというものを見せ付けられた感。 一人一人の楽器の演奏技術も大概なのだが(特にドラムやベースは超絶テク)、何よりすごいのは、結構ライブの中でディアンジェロが突然演奏を止めて客をいじったり不安定に見える挙動を示すんだが(「に見える」が重要)、それにパーフェクトに回りのバンドが合わせて何事も無いように演奏を続けていること。ブレている様でそのブレひとつですら完全に綿密にコントロールされ尽くしている、あぁいうのがトップクラスのプロのステージなんだと思う。

アンコール、”How does it feel”のメロディーと共にバックのメンバーが1人1人スポットライトを浴びながらステージを去って行き、最後にディアンジェロ一人残されてそこでまたピアノ弾き語りで歌うあたりで「唯一無二の空気・次元の違い」の感覚は頂点に達していた。

あぁいう「部屋の中でいくらアルバムを聴いていても分からないライブの凄まじさ」をサマソニのライブで感じたのは、個人的にはSigur Rosの時以来だな。20年ぶりの来日ライブだったらしいがワンマンでまた来てくれたりはしないのかね、という印象。

ちょっと最後の日の最後のD’Angeloが大部分を持っていった感じの印象もありますが、全般的に今年もなかなか良いものを見させて頂きました。

来年も楽しみにしてます。

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