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2010.01.28

音のオリジナリティ

まず先日のネタの続報。追加してこんなニュースがあった。

音楽CD店頭売上が前年比27.4%減でピーク時の半分に

ん?この前のレコード協会の記事では昨年と比較して13%減とか書かれていたはずだが?と思って良く見直すと、要するにこういうこと。

レコード協会の発表:13%減というのはシングル・アルバム全CDの”生産実績”の「枚数」ベース。
今回の発表:CDの”店頭売上”の「金額」ベース。

ちなみにレコード協会の数字は、生産実績の「金額」ベースだと前年比84%、すなわち16%減。それでもまだ10%以上の差があるな。
これは要するに、2009年は2008年に増して「生産実績>店頭売上実績」の傾向が強い、という事になるのか。
これは、ぶっちゃけた話「ここ1年で店かどこかにCDの在庫数が一気に増えている」ということじゃないか(^^;;;;)
いずれにせよ、もうこの業界が真剣に傾いているのは明らかで。
ある意味AKB48とか東方神起とかジャニーズとかが、シングルCDを特典付けまくりで1人に何枚も買わせる、という手法は、「もう今の時代はそうでもしないと楽曲のCDでキャッシュは十分回収出来ない」という、実は冷静にビジネスライクな判断をしての商売の手法なのかも知れんな。

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最近聴いた2曲、しかも洋楽と邦楽なんだが、妙に共通する感覚を持ったもので、ちょっと考える事を書いてみようかと。

まずこの曲。昨年から注目しているサカナクションのシングル。スキーグッズのKissmarkのCMでかなりTVでも耳にするが。

ロキノンなどのフェスに出演してくる数多いる新鋭のロックバンドの中でも、一昨年の大阪CDJで聴いた中で断トツで印象の強かったのが彼ら。
聴けば素人でも、その辺りにいるロックバンドでは出さない音を出すバンドだ、というのが分かるよね。今回の曲もまさにそういう音。
それに加えて、歌詞の日本語の使い方といい、PVの凝り方といい、個人的にはこのバンド、ここ1年で音以外にも十分個性を出せていて、ぼちぼちちょっと他のバンドから頭一つ抜けつつあるんじゃないか、的な感蝕を持ってるんですが。

そういう感蝕を持たせるのは、上に書いたけど、やっぱり音の面で完全に自分達のオリジナリティを確立してる感じがするからかな、と思う。
何だかんだでバンドは音で勝負してナンボですよ、やっぱり。音楽やってるんだから。
聴いた人が、深く考えなくても、能書き垂れなくても、直感的に「誰の曲」と特定出来る位の物を持ってやらないと、「それなりの人気」「音楽好きな人の間では人気だけど一般への知名度は?」的な存在以上にはなれんよね、と思う。 

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で、それを別の方向性から感じたバンドのCDがある。結構話題になってるアルバムではあるが。
2年前のサマソニでもマリンステージに上がったこのバンド。とりあえず曲を聴いてみよう。

ね、分かるでしょ。
もうここまでの音のオリジナリティのレベルを見せつけられると、何だかサカナクションの音が普通のバンドの音に聞こえてしまいます(笑)
素人が聴いても「あぁ、この音は他のバンドには無理」って直感的に分かりますわな。

もちろん「個性があるから売れる、他から抜け出せる」なんて簡単なものではないのも事実。
個性だけは誰よりもあるけど全然一般ウケに結びつかない人達だって、こういう業界には掃いて捨てる程いる、それは今更ここで書くまでもないと思うけど。
要するに、「他の人より売れる」には「他にないオリジナリティを持つ」というのは必要条件だと思いますよ。ただ十分条件じゃないという事。
音楽で売れていくのって、今の時代は昔より難しいんだな、と、改めて感じる。

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