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2007.11.18

みんな必死な韓流ドラマ(笑)

先日の芸能面に久々にこの人の名前が。

ヨン様重傷、手術へ…主演ドラマ格闘シーンで首と肩痛める(サンスポ)

この、現在撮影続行中と言われる主演ドラマ「太王四神記」であるが、これが日本・韓国を含めて何だかすごい業界の気合いの入り様です。

NHKが韓国の放送(10月からTV放送開始)からほとんど時間を空けずに、12/3からBShiで放送開始。すなわちかなり日韓同時放送に近い。
さらにそれに先駆けて11月には「ナビ」という宣伝番組まで毎週の様に放送。

DVDも当然放送後に発売される事になるが、こちらは本放送も始まってないというのに、「ナビゲートDVD」や、さらには「プレビューDVD」も2種類発売。本放送が日本では12月、本国ですら9月からだというのに、3月からこんなのを売り始めている。(まぁ当初から完成・放送開始が1年近く遅れに遅れたから、という理由はある様だが)

で、主題歌には先日、こんなのとかあんなのとかといった、ジャニーズとの醜いチャート首位争いも記憶に新しい(笑)東方神起が担当。他、音楽は日本から久石譲が担当。

さらに究極は、テレビ(BShi)放送開始直後から、テレビ放送の後追いの形?で、2回分(合計2時間分)を1セットで全24週分をもう1度映画館で上映する、というとんでもない追加企画。
『太王四神記』、24週に分け日本映画館で上映

>『太王四神記』は、2話を1セットとして、各セットを2週間ずつ順に上映。計24週間にわたって公開する予定で、公開日と回数、上映館数はまだ協議中である。これと歩調をあわせて、日本ではNHKが、BSハイビジョンで12月3日から毎週月曜日午後10時に放送し、来年4月からはBS、その後に地上波という放送計画を立てている。

これってすごくないか。早い話が、テレビの再放送のドラマをもう1度交通費と入場料1000円以上払って、それも24話だから合計12回、4ヶ月近く掛けて2週間に1回休まず映画館に通って見る様なファンが果たして日本国内に何人くらいいるんだか(苦笑)。まぁ、カネもてあましたヒマなおばはん共で、ヨン様に嵌ってる方々なら、この程度の出資は何てことないのかも知れんけど、常人にはついていけません(^^;;;;;;;;)

さて、このドラマの宣伝に何でこんなにみんなが必死なんだろう、と思った。それでさらに色々と調べると、なるほど、と思った。
2年前のこの朝鮮日報の記事にはっきりと。

韓国ドラマ制作に日本資本参加が活発(朝鮮日報)
>キム・ジョンハク・プロダクションは最近、ベ・ヨンジュンの出演する『太王四神記(テワンサシンギ)』の製作費206億ウォン中、100億ウォンを日本のエンターテインメント業者「エイベックス」から誘致した。

だから、主題歌も東方神起だし、DVDも2種類も3種類も発売するって事ですね(爆)
あまりにもエイベックスと分かり易い戦術である。

さて、DVDだけでなく、再放送の映画館上映まで仕掛けるほどこのエイベックスが必死なのはなぜかというと、先日もこんな記事が載った事からある程度想像は付くでしょう。

エイベックス、映像事業に「ニコ動」活用(ITMedia)

>エイベックス・グループ・ホールディングスは11月16日、不振の映像事業を構造改革すると発表した。映画公開に先駆けて関連コンテンツをDVD化して販売する「DVD First」モデルの導入や、「ニコニコ動画」などの新しいメディアの活用も図っていく。
 同社は2005年4月に映像事業に本格参入。音楽事業に次ぐ収益の柱に成長させる計画だったが、
2008年3月期は30億円の営業赤字になる見通しで、累計損失は75億円に上る見込み。構造改革で10年3月期の営業黒字転換を目指す。

ただでさえ映像事業の赤字が親会社の経営問題にまでなって来てるというのに、韓流ドラマの大ヒットを見込んで2年間も掛けて出資してきたこのドラマが今になってコケられたりすりゃぁ、それこそ会社本体への深刻な影響にもなってくるわけで。
しかも、いざようやく放映にこぎつけた2007年後半、出資当時の状況と比べて、ここまで韓流ドラマのブームが下火になってしまったら、放っておいたら120%赤は確定ですから(^^;;;;;;;)
企業の立場から言えば、当然とにかく回収出来るところから徹底的に回収して、少なくとも黒にはしないとまずいわけですわな。
でも、ドラマと一緒に全24話を映画館で放映、すなわち12回も視聴者の何%かを映画館に通わせて1200円/回の入場料を支払わせる、というモデルを導入しなければ黒に出来ないのが現状のこのプロジェクトの収支の状況、というのを聞いただけで、絶対このプロジェクトをトータルで黒にするのは無理だろうと思われます(爆)。
自分も会社で赤ばっかり出してる大型プロジェクトに携わっていた事があるので、感覚的にすごく分かる(^^;;;;;;;;)。

さて、来年の春か夏頃、エイベックスの映像事業がどういう事になってるかが今から若干心配である(苦笑)

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